- 所属弁護士紹介
- 1 当事務所に入所した理由
- 2 入所前のイメージとの差
- 3 業務内容と進め方
- 4 事務所旅行等の事務所行事について
- 5 やりがい
- 6 将来像
- 7 弁護士を目指す皆様に対して一言
中村 宏彬65期 パートナー | 齋藤 拓也68期 所属弁護士 | 吉川 瑞恵69期 所属弁護士 |
不動産の流動化案件における契約書作成業務や開発型案件における法的サポートなどを中心に幅広い業務を取り扱う。スポーツも得意で所属弁護士の中核的存在の一人。 | 不動産や再生可能エネルギーを中心に幅広い業務を取り扱っており、丁寧な業務処理やその人柄から依頼者からの信頼も厚い。お酒が大好きで、事務所イベントにも積極的に参加している。 | 決済法制関連の案件や紛争対応などを担当し、最近では電子契約やDX等の新しい問題への法的アドバイスも行っている。アソシエイトとして日々成長を遂げている。 |
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質問 | 当事務所に入所した理由はなんですか。 |
中村: |
私が最初に入所した事務所は、法曹養成を目的とした事務所で在籍可能な期間が1年程度と決まっていましたので、弁護士になった後、比較的すぐに転職活動を開始しました。転職活動を行うにあたり、企業法務の中でも専門性の高い分野の業務を扱っている事務所を希望していました。金融法務は専門性が非常に高い分野であることと私が入所した当時は当事務所は設立後2年ほどでこれから伸びていきそうな勢いのある事務所だと感じたことが入所の決め手でした。 |
齋藤(拓): |
私は、中村先生と同様に当事務所の特色である金融法務に魅力を感じた点と、個別面接を通して感じた先生方の人柄に惹かれた点が理由です。新卒での入所でしたので、金融法務が自分の適性に合っているかについて正直不安はありましたが、事務所の先生方に金融法務の魅力を熱く語っていただいたお陰で、金融法務を自分の専門にしてみたいと思うようになり、また、こんな先生方と一緒にお仕事をできれば自分も成長できるのではないかと感じ、入所を決心しました。 |
吉川: |
私は、中村先生と同じく転職して当事務所に入所しました。1年目は一般民事を主に扱う事務所に在籍し、訴訟や調停を中心とした業務従事していましたが、次第により社会や経済の流れを身近に感じることができる仕事がしたいと思い転職活動を始めました。当事務所に決めたのは、金融法務を中心としつつ広く企業法務を扱っていること、面接でお聞きした話から、高い志をもった弁護士が互いに切磋琢磨しており、また事務所として一体感があるなと思い、私も一員として頑張っていきたいと思えたからです。 |
質問 |
入所前の当事務所のイメージと、実際に当事務所に入ったあとの状況と違うところはありましたか。 |
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中村: |
入所前は、金融法務にあまり馴染みがなく、業務内容に具体的なイメージは持てていなかったのですが、私の場合には、思っていた以上に契約書の作成、確認の作業が多いということは感じましたね。これは各弁護士の扱っている業務内容によるかもしれません。 また、依頼者とのやりとりも非常に多く、入所して比較的すぐに直接窓口として対応を任されたことは印象的でした。 |
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齋藤(拓): |
面接等で事前に聞いてはいましたが、金融関連の契約書の複雑さやボリュームの大きさには面食らいました。司法修習で触れた契約書は比較的単純なものばかりでしたので、最初は「こんな契約書を読みこなせるようになるのだろうか…」と不安が大きかったのですが、先輩の先生方に各専門分野のセミナーを行っていただいたり、OJTで自分の作成した契約書をパートナーの先生に懇切丁寧にレビューしていただいたりして、少しずつ慣れていくことができました。また、入所して暫くは、M&Aの際のデューデリジェンスや、不動産に関連する契約書の作成・紛争対応のご相談など、想像していたよりも幅広い案件に関与させて頂けたなとも感じています。 |
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吉川: |
私も中村先生、齋藤(拓)先生と同じく入所前は金融の専門的知識や契約書レビューの知識がほとんどなく、入所前はどんなことをやるのか、正直具体的なイメージは持てていませんでした。入所してみると、専門用語が飛び交う会話に最初はついていけませんでしたが、パートナーの先生含め先生方が色々と教えてくださり、業務にも事務所にもスムーズに馴染むことができました。 |
質問 |
それぞれ主に担当する業務の内容と進め方について、教えてください。 |
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中村: |
私が担当しているのは、いわゆる不動産の流動化と言われる案件の契約書の作成、確認やアドバイスが中心です。具体的には、レンダー、ボロワー、信託受託者などの各スキーム関係者のカウンセルとして契約書を確認して、依頼者に有利な内容に修正したり、案件の中で生じた法的な問題点について解決策をアドバイスしたりしています。 その他には、最近は、新型コロナウイルス感染症の影響で不動産の開発型の案件などを進めるのが難しくなり、当事者間で紛争になっている案件なども担当しています。 業務の進め方としては、一緒に担当しているパートナーと契約書の作成、修正の方針や法的な論点についてちょっとしたことでもこまめに協議してコミュニケーションをとりながら進めています。 |
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齋藤(拓): |
私は当事務所から金融機関に出向していたことがありますが、出向前は、中村先生と同じく不動産の証券化を中心とした不動産関連の案件や、再生可能エネルギー関連の案件を担当していました。不動産関連は概ね中村先生と同様ですが、再生可能エネルギー関連では、契約書のチェックに加えて、依頼者が発電所を購入する際のデューデリジェンスなども行っていました。また、この2つほどではないですが、いわゆるジェネラル・コーポレート的な案件や、ヘルスケアに関連する案件を取り扱うこともありました。 業務の進め方は、中村先生と同じく案件担当の先生方と都度相談しながら進めていますし、所内でノウハウの共有を積極的に行っていますので、論点によってはその分野に詳しい担当外の先生方に相談することも多いです。 |
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吉川: |
私は、入所当初は不動産の証券化案件について担当することが多かったですが、最近は決済法制関連の案件を担当することが多いです。案件の進め方は、中村先生、齋藤(拓)先生と概ね同じです。 また、以前には、当事務所から、週3日企業の法務部に駐在という形で法務部員として勤務しておりました。企業の法務部の方が外部の弁護士をどうみているのか、何を求めているのかを知ることができ、非常に勉強になりました。 |
質問 |
当事務所では、任意参加として、事務所旅行などの事務所行事がいくつかありますが、参加してみてどうでしたか? |
中村: |
事務所旅行では、自分では泊まらないようなホテルや旅館に泊まれたり、普段食べないような料理を食べることができたりすることが嬉しいですね。また、業務の中ではあまり接点のない弁護士や事務局の方と話をする機会が得られるので、そういった意味でも貴重ですね。 |
齋藤(拓): |
事務所旅行に加えて、フットサル等のスポーツ企画や、BBQといった気軽に参加できる企画も多くて楽しいですね。所員のご家族や友人が参加される企画もあって、仕事中とは違う先生方の様子を見られるのも面白いです。個人的にはお酒が大好きなので、ワイン会や日本酒会といった企画の際には積極的に参加しています。 |
吉川: |
個人的には人と話すことはあまり得意ではないのですが、そんな私でも気軽に参加できる雰囲気があり、実際参加してみて楽しかったです。 |
質問 |
これまで担当してきた案件において、やりがいを感じた点を教えてください。 |
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中村: |
やはり担当した案件の取引が無事実行されて、依頼者に感謝していただけたときですね。特に法的に難しい論点などがあり、依頼者が対応に苦慮しているような案件では、それをうまくクリアして取引を実行できた場合にはとても感謝していただけることも多いので、そういったときには我々も非常に嬉しいですね。 |
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齋藤(拓): |
案件が無事に終了したときはもちろんですが、依頼者の方が異動や転職された後に、新しい職場でも引き続きご依頼をいただけたときも嬉しかったです。また、担当した案件についての報道等を見かけたときも、社会的意義のあることのお手伝いを少しはできたかなと嬉しく感じますね。 |
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吉川: |
私も、月並みですが依頼者からお礼を言われたときです。また、過去に何度かご一緒した依頼者の方から、案件になる前の段階で先行してご相談いただけると、これまでの案件を通して信頼していただけたような気がして、嬉しいです。 |
質問 |
将来、どのような弁護士になりたいと思っていますか? |
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中村: |
不動産流動化など金融法務の分野でより専門性を高めていきたいと思っていますが、不動産の案件でも今回の新型コロナウィルス感染症のような想定外の事態が起きた場合には紛争が生じることが多いため、そういった紛争案件にも柔軟に対応できるような力を付けていきたいですね。 |
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齋藤(拓): |
依頼者から「まずはあの人に相談しよう」と思っていただけるような弁護士になりたいですね。出向中に更に強く思うようになりましたが、法的な実力を身に着けることはもちろん、依頼者のビジネスの中身や社内事情といった様々な背景をきちんと理解したうえで、依頼者の悩みや思いに共感を示しながら案件を一緒に進めていける弁護士像が理想です。 |
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吉川: |
抽象的ですが、依頼者の求めていることに対して常に真摯に向き合い続ける弁護士でありたいと思っています。女性の場合、将来像についてはライフプランとの関係で今後悩むこともあるのかなと思いますが、当事務所では産休・育休の制度がしっかりしており、現に産休・育休後に復帰されて活躍されている女性の先輩弁護士を見ていますので、その点は安心できますね。 |
質問 |
弁護士を目指す皆様に何か一言あればお願いします。 |
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中村: |
金融法務に限らず、どのような分野の業務であっても最初はなかなかついていけず苦戦することは多いと思いますが、弁護士になった後、最初の数年間がその後の弁護士としての力を大きく左右することになると思いますので、諦めずに食らいついてもらいたいなと思います。 |
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齋藤(拓): |
実際に入所するまでは実務の様子が分からず、自分のやりたい分野が本当に自分に合っているとは限らない場合もあると思いますので、事務所選びの際には、事務所の業務内容だけではなく、新しい分野へのチャレンジを応援してくれるかといった点や、キャリアアップのためのサポート体制、ワークライフバランスへの配慮等、様々な要素を検討していただければと思います。 |
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吉川: |
みなさんがやりがいのあると思える仕事に巡り会えることを願っています。 |